お知らせ

2019-12-24 18:00:00
宮司の月便り(12月)

 

 15日に境内の大掃除を行った。総代、祭事係、獅子舞保存会など総勢20数名である。この時期、木の葉はすっかり落ち、掃き寄せた処は落葉で山をなす状態になる。毎日掃かないでいると落葉の絨毯となってしまう。その落葉を森の中の広場に運び、社頭を掃き清めるのである。ところが本年は、イチョウが黄葉したそのままの姿で、まだ盛んにハラハラと葉を落としている。椋の木もまだ少し葉が落ちないままで、年末までには相当な分量の落葉になりそうだ。11月に入ってからも、夏のような大雨が何回も続いた影響であろうか。こんなところにも異常な気候を感じてしまう。

 

 落葉の処理が一段落したところで、本殿、拝殿、末社の拭き掃除を行った。1年間の汚れを拭き清めて、新しい歳を迎える準備である。清々しい境内となり、午前中ですべての作業を終えることができた。その後、社務所でおむすびと豚汁で、ささやかな忘年会をして解散した。

 

 

 

 本年は5月1日に、浩宮徳仁親王が126代天皇に即位され、元号が令和と改元された。10月22日には、即位礼正殿の儀が行われ、天皇は黄櫨染御袍を召されて、高御座の登り即位の事を内外に宣明されました。世界の191の国や機関の代表が参列される中、天皇の御言葉を受けて、内閣総理大臣が寿詞を申しあげ、万歳を三唱した。

 

 11月14日の夕刻から15日の朝にかけて、大嘗祭が行われました。皇居東御苑に素朴な黒木の大嘗宮を建設し、この仮設の神殿に天照大御神及び天神地祇をお迎えして、今年の新穀で、神々をもてなすのである。一世に一度の大神事と呼ばれるもので、天皇はここで「国安かれ、民安かれ」と祈られる。この祈りから、令和の大御代は始まる。令和の御代が、日本の国にとって素晴らしいものとなるように、私たちもそれぞれの立場で頑張りたいものである。

 


2019-11-26 18:00:00
宮司の月便り(11月)

 

 秋もだいぶ深まってきました。神社の境内は、毎日落葉で埋もれてしまいます。みかんが熟して、きれいな色に染まってきました。農家の庭先には、ゆずや橙の黄金色の実が、濃い緑の葉の中に、輝いてみえます。田んぼはすっかり刈り取られて、切株ばかりの広々とした光景が広がっています。

 

 先日14日から15日にかけて、天皇陛下の即位大嘗祭が、つつがなく行われました。まことにおめでとうございます。悠紀地方に栃木県、主基地方に京都府が選ばれ、それぞれ斎田が決められて、そこで収穫された新穀で、御飯や御酒を醸して、海山の幸と共に、天照大御神と天神地祇にお供えして、大嘗祭が行われたのです。天皇陛下は、御祭服を召し、直接にお供えをして、国家と国民の平安を祈り、五穀豊穣に感謝されました。天皇陛下の祈りの中に、新しい令和の御代がはじまりました。近年、自然災害が頻発しています。どうか平穏な日常が送れますよう、祈りたいと思います。 

 

 一世一代の大嘗祭は、天皇の即位ごとに行われてきました。毎年行われて来た新嘗祭を1300年前に即位儀礼として、整備されたものです。皇居東御苑に建設された大嘗宮にて、天皇が自ら祭りを行われ、国安かれ民安かれと祈られたのです。こうした形が、千年以上も続いていることに、不思議な気がいたします。徹底して神祭りに専念される天皇の御姿がここにはあります。初代神武天皇より126代の今上陛下まで、万世一系変わることなく。天皇を中心に発展してきた日本の姿が浮かんできます。こうした国柄が変わることなく続いたのは、私心なく祈られる天皇をおいて考えられません。その源流は有史以前の神話時代にまで遡ります。尊い事限りなしであります。

 


2019-11-03 08:00:00

 

七五三参りは、お子さまの成長を神さまやご先祖さまに感謝し、健やかな成長を祈る伝統行事であり、お子さま自身に成長の自覚を促す機会でもあります。

 

人生儀礼の節目を大切にし、ご家族お揃いで地元の氏神さまに是非お参り下さい。ご祈願をご希望の際は、古宮神社にてご奉仕申し上げます。

 

地域の皆様のご平安を心よりお祈り申し上げます。

 

 

 

古宮神社では下記日程にて、七五三まいりのご祈願をご奉仕致します。 

 

11月10日(日)・16日(土)・17日(日) 

 

9:30~15:00頃まで随時受付致します。(事前予約不要) 

 

初穂料 5,000円 

 

上記以外の日をご希望の方は、お電話にてご予約下さい。

 

TEL 048-522-2299


2019-10-31 23:00:00

 

 台風19号の惨禍は拡大するばかりです。その後、千葉県はさらに集中豪雨に襲われて、台風の被災地域に被害を発生させています。先月台風15号が、強い風と共に吹き抜けて行き、ホッとした間も無く、今回の豪雨ですので、今後に不安が残ります。被災されました関係者に、心からお見舞い申し上げ、すみやかな復興を祈りたいと思います。 

 

 10月22日、天皇皇后両陛下は即位礼正殿の儀を行われました。早朝、宮中三殿に御奉告の祭りを行う頃は、強い雨が降りしきっていました。しかし、午後1時に正殿の儀が始まる頃には、薄日が差し、東京の空に虹が立ちわたりました。天地もこの盛儀を祝福しているかのようでありました。本当に感動いたしました。 

 天皇陛下は、黄櫨染御袍を召され、高御座にお登りになられ、皇后陛下は、十二単を召され、御帳台に立たれると、それぞれ帳が開けられ、両陛下の御姿が見えました。その後、天皇陛下は、即位の事を内外に宣明されました。続いて内閣総理大臣の寿詞があり、万歳三唱がおこなわれました。簡素ではありましたが、千年前の束帯・十二単という装束姿での儀式は圧巻でした。 

 雛祭りに日本中の家庭で、内裏雛を飾って、女児の成長を祝いますが、その原点を見る思いでした。私たち日本国民は、皇室に憧れる心、敬愛する心を自然に身に付けています。「国民に常に寄り添う」御姿に限りない信頼を寄せています。 

199の国と団体の代表要人の方々が参列されて、どんな感想を持たれたのか、興味を持ちました。 

 

10月も末になり、朝晩は冷える日も多くなりました。来月は大嘗祭が行われます。菊の花が美しい時季です。皆様の御健勝を祈っております。

 


1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 ...