お知らせ

2021-04-12 13:00:00
宮司の月便り(3・4月)

 今年は2月に気温が高い日が続いたため桜の開花が早かった。コロナの緊急事態宣言が発令されていたため、時間の進み方もいつもとは違っていて、いつの間にか3月は過ぎていた印象である。この間卒業式があったりして、結構忙しい日々であった。

 古宮神社では、社頭の石灯籠の立替え修繕を行った。平成8年終戦50周年を記念して、英霊顕彰と世界の平和を願って、奉納いただいたものだが、10年前の東日本大震災の折、倒壊は免れたのだが、東側に少し傾斜してしまった。東西に大きな揺れがあったことが、原因である。その後、少しずつ傾斜が深まるような気がして、修繕を急がねばならないと思ってきた。そこで今回の御大典記念事業が無事に完遂できたこともあり、引き続きの修繕工事としていただき、立替え工事を実施したのである。合わせて獅子舞等を行う祭庭に小砂利を敷きつめて、整備を行った。御蔭で厳粛な祭庭となり、森厳な境内に一歩近づいた。

    

 境内の桜は散り始めて、4月4日現在、落花で境内一面さくら色である。つつじの蕾が大きく膨らみ、開花寸前である。たけのこが、いくつか地面から顔を出し始めたので、雨でもあれば、まさに「雨後のたけのこ」となるだろう。紅葉の若葉が美しい。雑草も成長著しく、抜かないと大変なことになる。生命力にあふれる春暖の候を迎えている。

 コロナ禍は相変わらず蔓延が止まらない。生活の自粛だけでは、とても終息に至らない。ワクチンの接種が速やかに行われ、安心して過ごせる状況を一日も早く実現して欲しい。

今月は祭事係の交代する月である。4月18日の春祭を以て一年の祭事を締め括り、5月の疫神祭から新年度の祭事が始まる。古くからの慣例である。疫神を祓い清めることがどんなに大事なことか、改めてコロナ禍の下で感じることができた。氏子の皆さんの祈りを結集して、祭祀厳修に努めたい。


2021-02-27 17:00:00
宮司の月便り(2月)

 本年は、節分が2月2日であった。恒例の豆まきを行い、厄祓の大祓を行い、コロナの終息を祈った。翌日、立春となり少し春めいてきた。11日は建国記念の日で、神武天皇が2681年前の辛酉年の正月朔日に大和の橿原宮に即位され、日本国を肇られた記念すべき日であった。歳のはじめと建国の原点が重なり、新しい歳が始まるとともに、日本国も肇まったと伝えている。神武天皇以来2000年以上に渡って、一系の天皇によって国が治められていることは、限りなく尊いことである。 

 126代の今上陛下は、17日には宮中三殿にて祈年祭を行われ、五穀豊穣と国家安泰を祈られた。また、伊勢の神宮に勅使を遣わされ、祈年祭を行われた。また、全国の神社にても祈年祭が行われて、今年の豊作や平安がいのられた。そして、23日は天長祭であった。天皇誕生日をお祝いする祭典が、宮中及び全国の神社で行われ、奉祝するとともに国の平穏が祈られた。

 

 

 2月に入り、梅の香かぐわしい春暖の日が多くなった。落葉の中から福寿草の蕾が顔を出し、陽だまりの中で花を咲かせている。霜枯れの草葉の中から、蕗の薹も出てきている。早春の息吹は、そこかしこに見えている。

 昨年よりコロナ禍の中で外出まで自粛されて、季節感が感じられない日々だったが、確実に新しい生命の動きがはじまっている。ワクチン接種が始まり、少し明るい希望も見えてきた。ここで一層感染予防を徹底し、コロナ終息に向けて、力を合わせて行きたいものである。氏子崇敬者の皆様の御健康を切にお祈りしたい。


2021-01-06 13:00:00
宮司の月便り(1月)

 

明けましておめでとうございます。

年頭に当たり、竹の園生の弥栄と、氏子崇敬者の益々の御発展、御多幸を祈念申し上げます。

コロナ禍は未だ終息の気配を見せていませんが、御健康に留意され、この一年間健やかにお過ごしくださるよう祈念して居ります。

 

 昨年は、令和御大典を奉祝して記念事業として玉垣補修、西駐車場整備を計画実施いたしましたところ、予定の事業が滞りなく完遂できました。皆様方の赤誠あふれる御協力、御奉賛に、衷心より感謝御礼申し上げます。御蔭を以て、社頭が見違えるように整備され、御神威の高揚を実感しています。現在、事業報告書を作成しておりますので、完成次第お届けしたいと思っています。

 

 本年のお正月風景は、コロナ禍のため、少し様変わりした。甘酒の振る舞いや直会は中止して、感染対策を万全にして祈願は例年通りとしました。恒例の新年の獅子舞も見物する人こそ少なかったですが、例年通り実施でき、年頭の厄払いとなりました。時間をずらしてのお参りと、じっくり手を合わせて祈りを捧げる人が多かったように思います。

 

 当社は、高い落葉樹林に囲まれ、樫やタブの常緑樹も混じる割合と大きな森に鎮座しています。冬枯れの現在は、落葉も少なく、清らかな空気が漂っています。まさに冬ごもりの寒中であり、新玉の歳の初め、新春と表現するには、少し早い気もします。一カ月後の節分・立春には確実に季節が動き出します。新暦のお正月は生気を殖やす、冬籠りの時期であることを実感します。森の空気が春に向けて、息をこらしているように感じます。


2020-12-26 20:00:00
宮司の月便り(12月)

 12月13日、境内の大掃除を行った。境内林は欅や椋木の大木が多いので、落葉で絨毯の様になってしまう。本殿や社務所の屋根の上も例外なく落ちて、瓦のくぼみにたくさんたまっている。先づは鳶頭が屋根に上って、ブロワーで落葉を吹き飛ばしてくれる。下では祭事係の人等が落葉を掃き集めて、森の中に運び入れ敷きつめて置く。するとすぐに腐葉土になって、森の栄養となる。

 

 平成8年に神社境内林隣接の水田跡地に杉・檜の苗木を植えた。元々この水田は、戦後の食糧不足を補うために森の中にあった水源の周辺を開墾して、作ったものと聞いている。しばらく田植えを行わなくなり、夏の雑草駆除が大きな負担になっていた。そこで知り合いの神職が苗木を栽培していたので、分けてもらい総代・祭事係と共に植えたのである。1メートル弱の小さな苗木をみんなで植えたのが昨日のようであるが。いつの間にか10数メートルになり、黒々とした木立となっている。苗木を植えた後、数年は雑草に負けてしまうので、草刈りが大変だったことがよみがえってくる。百年後にはどんな風になっているのだろうか。

 

 昭和34年に伊勢湾台風が、関東地方を横断して、境内の杉の大木が根こそぎ倒れてしまった。樹齢三百年以上の杉の大木が、林立していた。あの木は、何時・誰が植えたんだろうか、と時々考える。今の落葉樹中心の境内林が、自然林に近いと思われるので、植林したものに違いない。社会が安定した江戸時代初期に植えたのではないだろうか、と想像している。それにしても倒木で、社殿に被害が無かったのが不思議な事であつた。

 

 

 本年の春から実施した令和御大典記念事業の玉垣補修・西駐車場整備が年内にすべて滞りなく完遂した。これも氏子の皆様の御協力・御奉賛の御蔭である。心から感謝申し上げたい。コロナ禍がしばらく続きそうであるが、一日も早く終息して、良い歳となる様お祈りしたい。氏子・崇敬者の皆様の一層の御健康、御発展を祈念して歳末の辞とする。


2020-12-01 07:00:00

ご家庭の家内安全や各種事業の商売繁盛、厄年のおはらいなど、「新年特別祈願祭」にてご奉仕致しております。

 

明年も下記の通り執り行いますので、ご希望の方は12月28日までにFAXまたは直接社務所へお申し込み下さい。

 

三が日はすべて予約制としておりますので、それ以外のご希望日はお電話にてお問合せ下さい。

 

【1月1日】 ①13:30 ②15:00 ③16:00

【1月2日】 ①10:00 ②11:00 ③13:00 ④14:00

【1月3日】 ①10:00 ②11:00 ③13:00 ④14:00

 

 初穂料 5千円

 

 申込用紙 pdf 申込用紙(令和3年).pdf (0.4MB)


1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 ...